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そぞ録゙

批評家になりたいわけじゃない人の作文練習です。

LIVE TOUR 2016 TIMELESS WORLD

コブクロ

「桜」

という曲が産まれたのは18年前でした。
小渕さんと黒田さんがコブクロになる少し前、きっかけになった曲です。

「桜」が広く世に出たのはそこから7年後
今から11年前の秋でした。


そして初めて日本武道館の舞台でライブをしたのが、10年前の5月。
TIMELESS WORLD はそこから10年先の未来、今と10年前を繋いだアルバムであり、2016年8月から始まったツアーのタイトルであります。


セットリスト
1. SUNRISE
2. 六等星
3. hana
4. SNIFF OUT!
5. 奇跡
6. Tearless
7. Flag
8. 同じ窓から見てた空
9. 何故、旅をするのだろう
10. NOTE
11. 桜
12. 蕾
13. 未来
14. NO PAIN, NO GAIN(with 布袋寅泰
15. POISON(with 布袋寅泰
16. サイ(レ)ン
17. tOKi meki
18. LOVER'S SURF

EN1. 今と未来を繋ぐもの
EN2. STAGE
(京セラドームFinalの時のものです)




TIMELESS WORLD がリリースされた時に「SUNRISEがライブの幕開けのようだ」とブログにも書いたけれど、本当に朝日のように1曲目にふさわしい演出でかっこよかった!

 

tchiiii5296.hatenablog.com

 


またオープニングが10年前のNAMELESS WORLDツアーのSE(アレンジはされていたのだろうか…?)で、私の初日は広島だったのだけど、1音聞いただけで涙。

初っ端からこのツアーへの並々ならぬ想いと覚悟を感じる演出でした。



何故、旅をするのだろう

九州新幹線のCMソングにもなった何故、旅をするのだろう
ご本人も棒読みのナレーションでCMに参加されています。

この曲が発表された時も、「何故、旅をするのだろう!?愚問な!!コブクロに会うために決まっておろうが!?」Twitter中が沸いたのを覚えています。

物理的な旅なのか人生を喩えた旅なのか。
どちらなのかはわからないし、どちらでもあると思うし、どちらが正解でもないと思うけれど、少なくとも私は好きな人に会うために旅をすることが多いなあ、と思いました。

コブクロに限らず、私はご存知の通り歌舞伎も好きです。普通の舞台を観に行くのも大好き。
たとえ1人でも。夜行を使っても。朝が早くても、コブクロの2人や役者さんに会うために旅をします。

大好きなもの繋がりで知り合った大好きなお友だちに会いに地方に行くことだってあります。
周到に観光地をめぐるのも楽しいし、全国にあるようなチェーン店でお茶するのも楽しい。

旅をすると、先々に「好き」が溢れるのでとっても幸せになります。


人生を旅に喩えて懐古できるほどの齢ではありませんが、この4ヶ月間でなんとなくわかるような気がしてきました。

 

夢行きのチケットが通らない改札の前で引き返す前にもう一度確かめて描いてきた夢とその行き先を


私は所謂夢行きのチケットが通らなければ癇癪を起こして改札口でチケットを破り捨てるようなタイプです(笑)


そこで破り捨てる前に、引き返す前に、チケットを使わないような近場に足を動かしてみたらそこにヒントがあるかもしれない。
忘れてた答えを探しに行くのが旅なら、何も遠いところに行くことだけが旅ではなくて、目的地へ向かう道筋を調べる過程も旅と呼んでいいんじゃないかな。

 


わざわざ夜行バスや新幹線に乗らなくても着くような近場の劇場で観たお芝居が目を覚ましてくれたように、です。



とは言え私は旅(遠征)が大好きなので、これを聴くと色んな顔が浮かんできます。
別れ際「次どこ参加する?」「私もだよ会おうね!」って言っていたのに、「次いつ会えるかわからないけど」「元気でね」って言って別れる度に寂しくなるのも幸せなんだと思うんですけどね。


未来へ

未来、と並んだコブクロの代表曲たち。
コブクロに詳しくない人でも一曲は聴いたことがあるのではないでしょうか?


「この順番でこの曲たちを歌う日は、これから来るのかわからない。もしかしたら来ないかもしれない。」と言っていました。


確かに、カツ丼の後にカレーライスが来て、締めにラーメンを食べるようなこってり具合。

 


人生を懐古できるほどまだ生きてはいませんが、それでも多少私なりに考えることもあるわけです。
ちょうど未来がリリースされた頃はコブクロが眩しすぎて、この曲を聴くたびに思い出しては胸が苦しくなっていたんですが、埼玉公演では、一週間前に観たお芝居を思い出してわけわかんない涙を流したんですよね。


たぶん「こんなにか細く折れそうな枝の先にも君の未来が生まれてる まだ見ぬ日々を切り落とさないで 今を笑って振り返る君を守りたい」って歌詞が、枝が折れる場面に重なったんだと思います。

 

小渕さんが「この曲に出てくる枝は、あの日の桜です」とか言うからだぞ。

 


…なんのお芝居かは言いませんが察してください。察せなくてどうしても知りたい人は私のツイートをすっごい遡ってくだされば書いています。

 


こんなふざけた理由で真面目に泣いてるんだからふざけてると自分でも思いますが、「未来」という大切な曲が、必要以上に悲しい思い出になってしまわなかったことが嬉しかったんです。


もちろん音楽はタイムマシンのように心を当時に連れていってくれます。
きっと聴くたびに、その頃吸っていた空気や歩いた道も思い出すと思います。


でもコブクロの一つの節目とも言えるような大事な曲と、私の人生の起伏が重なったことを、大切だと思えるようになってよかった。

 


NO PAIN, NO GAIN
2人の憧れの布袋寅泰さんが、ファイナルだけ特別にゲストとして来てくださいました!
スーツでギターかき鳴らす姿は小渕さんでなくても惚れる…かっこいい…

去年のツアーでもTHE BOOM宮沢和史さんがいらっしゃいました。

 

tchiiii5296.hatenablog.com

 


もうコブクロだって随分お兄さんなアーティストなのに、それでもやっぱり憧れの先輩の前では少年の顔になる。
「口で十回言うと、叶う」と、これも確か小渕さんが仰っていたことだと思いますが、十回は言えないまでも、好きなものや夢を口に出すことは案外大事なんだなあ、と何度だって思わされます。


ひねくれ者の私には、小渕さんの真っ直ぐな夢は眩しいことの方が多いですが、小さな声でも真似してみたいと思います。



STAGE
ギターの1音目から路上時代の無情感が伝わる曲ですよね。届かないまま消えていったメロディー達が見えるような曲。コブクロだけの曲。

 

ビジョンが尊すぎて生本人を見ればいいのかビジョンを見ればいいのか問題ですが、結局ファイナルまで葛藤は解決しませんでした。


この曲、大阪で聴いても新宿で聴いても銀座で聴いてもしっくり聴こえて「あぁ戦わねばなあ」と思っていたんですが、小渕さんがMCで「みんなも自分の場所で戦ってください」って言っていて、妙に納得。

私のSTAGEはここだ〜、と身が引き締まる思いです。頑張るね。





本当は全曲語っていきたいけれどこの調子だと上下巻の大作になりそうなので印象的なものだけかいつまんで。

 

 


tOKi meki は本当に好きでしたね。本当に可愛い。

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あのアメコミ風のポップなビジョンに抜かれる黒田さんが眉間にシワ寄せながら真顔で歌っていたりするのが最高に可愛かったんですが、ファイナルにしてニコニコ手拍子プリティー黒田が観られたのでもう思い残すことは無いです。

 

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無事に本懐を遂げました。

 


ただ小渕さんには、こんなポップなラブソングを推しソングにしてしまって懺悔以外の感情はありません。ごめん。

 

 


君  が  い  る  な  ら  O  K

 

 


自分の話ばかりになってしまったけれど、思えばライブ中自省も含めてこれまでの私の短い人生や、きっとこの先長く続いていってしまう人生に思いを馳せることが、一番多かったツアーじゃないかな、と思います。

桜がリリースされた11年前。私は小学校5年生で、まだまだコブクロを知らない頃。「名もない花には名前をつけましょう」「桜の花びら散るたびに届かぬ想いがまた一つ」を違う曲だと思っていたくらいです。
桜ができた頃なんか4歳。自我が芽生える前なので記憶は全くないです。


「桜をリリースする時、すごく迷いました。間違った出し方はできない。」

小渕さんはこう言っていました。


それまでカバーばかり歌っていたコブクロが、初のオリジナル曲「桜」を歌ったらたくさんの人が足を止めて聴いてくれた。
そこから7年、「桜」をリリースしたら、またたくさんの人がCDを買って百万人もの人間がこの歌を聴いたんですよ。


“代表曲” と言われるようになった今、この曲を聴いたことがない人の方が少ないかもしれない。桜 でファンになった人だって数え切れないほどいるはず。

私がコブクロと出会うのはこの約3年後。
明確なきっかけの曲はたぶんなかったと思います。リアルタイムに聴けなかった NAMELESS WORLD を一番聴き込んだのはリリースから4年後の、中学3年生の冬でした、

「10年」の明確な節目ではないけれど、一つ一つの歌を聴くたびに「ああ、ずっと好きで聴いていたんだよなあ」と思い出して、ああ好きだ、と実感する幸せな時間でした。

「めんどくさ」が口癖になりつつあった今日このごろ、「好き」を実感できたのがとっても嬉しかった。


コブクロが昔を懐かしんだり、未来に思いを馳せたりするのと一緒に、私も時間旅行をしたような気分でした。


「音楽は、残そうと思って残すものではありません。そう思って曲を作ってきたわけでもはい。音楽をここまで残してくれたのは、ずっと聴いてくれていたお客さん」
私も、コブクロを好きでいようと思って好きでいるわけではありません。だから2年ほど聴かなかった時期もあります。
それでも今こうしてやっぱり離れられずに聴いているんだから、コブクロの歌を私は結局のところ嫌いになれないんだと思うんですけどね。

 

ずっとコブクロを好きでいるよ!!なんてことは私はひねくれ者なので言えないですが、「10年後のライブのチケットをみんなの心に投げ込んだので、また来てください」と言われたからには、今のところこのチケットをトレードに出すつもりはありません。

 


4ヶ月もかけて「コブクロ」を見せてくれたTIMELESS WORLD ツアー、ありがとう。

 

「僕はこのTIMELESS WORLDが大好きです!」
って言ってくれてありがとう。

発信者が作品に対して愛を持っていると、その愛が伝わってくる気がして私も愛したくなります。

 

思うことが尽きなかったツアー、今の私はこのツアーが大好きです

 


長々、お粗末様でした。

 


ツチカワ