2018年観劇まとめ〜すみれ色の革命〜
お久しぶりです。
繁忙期に忙殺されていたツチカワですが
タイトル通り結構な革命が起きていた2018年だったので
記録に残さないわけにはいかぬ、と
なんか上半期と下半期が同じ年だったとは思えない(笑)
年明け一発目は毎年恒例の新春浅草歌舞伎
マイ千穐楽の日に勢い余って詠んだ
浅草歌舞伎は初めて観る狂言立てなことが多くて
京人形も初めて観たんだけれどすごくファンタジックで
みのしんのハッピーカップル大好きマンだからこういうかわいいペアダンス案件ほんと好きです(本筋の話は結構エグいので調べてみてください)(お人形さん…)
そして何故か毎年ご縁のある博多座
大好きな渡海屋大物浦と、ずっっっっと気になっていた鰯賣恋引網を、そして他でもない坂東新悟さんを目当てに行ったんですがまさか昼の部の中村橋之助に落ちるとは………
磯異人館は随分前に衛星劇場でチラッと観たことがあるくらいだったのですが、初めて生で観て号泣につぐ号泣……
橋コタカップルも切ないんだけど、橋福兄弟のリアル兄弟…!!!
橋之助落ちと同時に福之助くんにもやられた私なのでした
(磯異人館にやられてボロボロのまま観た七之助さんのお染の七役が今年十二月の伏線になるとはこの時は知る由もない)
延べ8ヶ月に及ぶ大航海の千穐楽私が歌舞伎を好きになったきっかけ スーパー歌舞伎Ⅱワンピース
初演の新橋演舞場の頃からキャストも変わり、演出も変わり、ハプニングもあり、“誰一人欠けることのない千穐楽” がいかに奇跡的なのかを思い知る
初演から再演まで観て、好きな役者さんがいなくなる寂しさも好きな役者さんが加わる嬉しさも味わった
最後の最後、大千穐楽の舞台にはこれまで関わった人達を感じるような気がして、たくさん温かい涙が溢れました
正直思うところもたくさんあったし、それゆえにコロコロ贔屓も変わったり増えたりなんだりしたし、それでも私が歌舞伎を好きになったのはワンピースのおかげだと思うし、これからも歌舞伎を好きでいることには変わりないだろうなぁって思わせてくれた舞台なのでした
素敵な作品をありがとうございました
あと推しの生足(ではない)もありがとうございました
天海祐希様に抱かれた修羅天魔
私と歌舞伎を出会わせてくれたようにまた福士誠治くんは素敵な世界と出会わせてくれました
初めてのステージアラウンド…!
✔参照:修羅天魔で初めて髑髏城を観た人の雑感
http://tchiiii5296.hatenablog.com/entry/2018/04/29/222734
新感線は初めてで、阿弖流為が好きなら楽しめるはずだよ!と言われてはいたのでせっかくの機会!連れてってもらったらすごくハマっておかわりまでしてしまった…
髑髏城シリーズを観続けてきた友人と初めて観た私が一緒に感動して楽しめるってすごいなぁ
革命の始まり1789
去年からジワジワミュージカルにも手を出し始めていた私
レミゼで出会った上原理生さんがまた観たくて、初演の時から気になっていた1789〜バスティーユの恋人たち〜を観劇…!
まさか初見の初っ端5分で泣くとは思わなかった…
音楽はカッコイイし、ダンスは圧巻だし、顔はいいし
これまで「フランス革命」なんて習った記憶もないくらいノータッチだったのに、当時の人々がビートと共に体に入ってくる感じ
癖になりすぎて大阪と博多まで飛びました
大阪公演で渡辺大輔氏の声に惚れ、博多公演の際勢い余ってFCに入りました(チョロい)
これが引き金になりフランス革命に興味を持ち始め、調べれば調べるほどやれスカピン観てみたかっただのひかりふる路が気になるだの…
というところでなんとBSで宝塚歌劇団雪組公演ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜が放送
放送を観てダダ泣きした私はサン・ジュスト役の朝美絢に一目惚れ
翌週には始発に乗って日比谷は東京宝塚劇場
凱旋門/Gato Bonito!! を観劇
ものすごく重いよ、とは聞いていたんですが本当に重くて…そしてまたフランス…真彩希帆さんのジョアンが罪深くて最高だったのと、初宝塚で天下の轟悠様を観てしまうというありがたさ………カッコよかったな〜
お芝居もすごくよかったし、初めていわゆるショーというものを観たんだけれどここは楽園か?と
当日券だったから三階席の一番後ろで観ていたのにずっと発熱しているような感覚
終わった後の余韻が本当に酷かった…
歌もかっこいい、ダンスもかっこいい、それが何十人という集団で出てきてあれは美のテロですわ…初心者には目のやり場に困ったので双眼鏡を諦めました
歌舞伎を観ているとよく「白塗りで誰が誰かわかるの〜?」とか言われるんですけど正直宝塚は同じようなことを思っていて、イヤホンガイドや大向こうのない宝塚で顔が判別できるのかなってちょっと心配だったんですが、ひかりふる路を超観ていたので意外とわかりました(爆)
味をしめた私は今度は星組公演 Thunderbolt fantasy-東離劍遊紀-/Killer Rougeへ
ヒュウウウウウかっこいい!!
新悟ちゃんが何年か前に「歌舞伎にしたら面白いと思う!」って言っていたものが先に宝塚になって…
去年の徹子の部屋に一緒に出ていて壱太郎さんの仲良しの人、という認識だった紅ゆずるさんが主演されたので是非とも観に行きたくて
結論から言うと無茶苦茶無茶苦茶無茶苦茶かっっっっっこよかったです
ありがとう推しと推しが繋いだ推しって感じ(?)
あれを観て七海ひろきに惚れない人はいるのか問題………
ショーのキラールージュではラインダンスでコブクロの桜がワンフレーズ使われており、大変胸熱でしたありがとうございました
ここまで熱い夏を宝塚とともに過ごした感あるんですが、夏の終わりに歌舞伎界隈からどえらい熱い愛を被弾した 研の會
こちらもなかなか行く機会がなく、今回壱太郎さんも出るし…!と意を決して観に行ったんですが
もうただでさえパッションとパッションのぶつかり合いみたいなところがある尾上右近丈と中村壱太郎丈だし、テーマがテーマで愛に焦がれ焦がれているし
家帰ったらちょっと火傷してました(大嘘)
客席後方から観ていた私ですらしばらく引きずったのだからそりゃあけんけんも壱ロスになるな…みたいな
というわけで、前から好きだったけど完全に研の會での強すぎる愛に触発された形で愛が爆発してしまった私はとうとう勢い余って永楽館へ
大阪へはしょっちゅう行くけど、なかなかどうしても躊躇してしまって行けなかった出石 永楽館
新幹線で新大阪、新大阪からバスを乗り継いで行ってきました!
大好きな弁慶上使の壱太郎 吉太朗母娘が最高だったとか(号泣した)、舞踊劇神の鳥の壱太郎さんがかわいすぎてかわいすぎて超かわいかったとか
小劇場の熱量と距離感にやられるタイプなので、これまたずっと熱が出ているような感覚でした
そしてこの辺で愛之助連続3ヶ月とかなのでじわじわ好きになり始める愛之助さん…
口上とかご挨拶とかのフリートークになると口元がおぼつかなくなる坊ちゃんが姫すぎて全面降伏でした
コウノトリのコーちゃん
推し様はじめ皆さんがコーちゃんコーちゃんいうからそういう名前のキャラクターなのかと思ったらただ単に皆さんがつけた名前だってだけの可愛さ
永楽館はお芝居そのものもすごく面白かったし芝居小屋も素敵だったけれど、色んな方とお会いできたのがすごく楽しかったなあ
そして私が一人で行ってめいっぱい無事に帰ってこられたのも周りの人達のおかげさま…ありがとうございました…
下半期なぜか加速した壱さん愛と、二月の伏線を回収していくのは中村壱太郎七役相勤め申し候…於染久松色読販 お染の七役!!!
いつもキラキラしていて少女漫画に出てくるお姫様のように可愛くて、観たら有無を言わさず元気になれる、という確信をこの人に持っているのですが、七倍もの破壊力にぶちのめされました…
今までお姫様のように可愛い人、のイメージが強かったから、お六のようにカッコイイ女の人は見たことがなかったし、貞昌のように落ち着いたマダムも初めて見た
初めて見たけれどどのキャラクターもとっても素敵で、魅力ばかり知れた七役でした
ちょうど繁忙期連勤が終わったところですが、この忙しい十二月の中で七役は五回観れて
というか全ての休みを壱太郎さんのお染の七役に使ったのは有無を言わさず絶対元気を貰える、という確信がこの人にあるからです
ありがとうございました 毎回元気もらいました
ご本人はチャレンジでありステップであり、ご贔屓さんとってもきっと成長を楽しむ演目だったろうと思います
私にとっては、壱太郎さんの放つキラキラを楽しみにつまらない毎日をこなすしかない一ファンの私にとっては、それ以上の幸せをもらった一ヶ月でした
まぁ観れなかった舞台も色々あり…
それなりに後悔していたりもするけど…(笑)
それでもこのタイミングでこの月に壱太郎さんの七役を観られて良かったな
どのキャラクターもほんっとうに素敵だったから、また何度でもやってくださいますように
夏に宝塚に出会ったあたりから若干毛色が変わり始めたけど
今年もたくさん楽しい素敵な舞台に出会えて幸せでした!
来年も恒例の浅草歌舞伎で初芝居の予定、愛はまだ爆発したままなのでその勢いで大阪は松竹座へ、二度目の星組も一緒に観てくるつもりです
大好きな人のいるところへ
面白い芝居があるところへ
来年も飛び回る所存でござりますれば
あちこちの現場で何れも様にお会い出来ますように
良いお年を!
ツチカワ