そぞ録゙

批評家になりたいわけじゃない人の作文練習です。

にっこり


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


今年の目標はすぐに決まりました。去年のうちから決めていました。
「笑顔をたくさん撮ること」です。


人が全力で笑むとき、声を出すとき、その目線の先には「好き」があります。
誰かが昔言っていました。「好き」をたどると必ずいい思い出があるそうです。

突然告白するみたいで照れるんですけど私は何を隠そう「好き」という感情が大好きです。
「好き」を見るのが大好きです。

それはきっと私自身「好き」なものが多いからだと思います。



よくアイドルの追っかけの人を揶揄するような人を見かけます。周りにもいます。
私もコブクロのファンだからやめてよwwwと言ったら「コブクロのファンは違うじゃん」と、言われました。

違わないと思います。
それほどまでに追いかけるのは、追いかけるだけの価値や魅力がその対象にある、ということです。

「顔が好き」「歌が好き」そんなのは当たり前のことで、それだけでない力があるから、何枚もCDを買ったり何公演も同じツアーに行ったりするんだと思います。


自分の「好き」を押し通すために、他者の「好き」を虐げる光景もよく見かけます。悲しいなぁって、見るたびに心が痛みます。


何かを好きだと思う気持ちに上も下もなくて、
大好きな人やものの前で爆ぜる笑顔は何より美しいと思うのです。貴方もあの子も、同じような素敵な笑顔をしていますよ。



いつか日本中にいる愛すべきオタク達の笑顔を片っ端から爆発させたい。
貴方の「好き」を表現したい。
それがひいては私の「好き」を表現することに繋がるから。


今年はたくさんの「好き」が詰まったニコニコを切り取っていきたいです。


今年もきっとツアーがあるから、たくさんの「好き」が見られるだろうな。
たくさんの「好き」を見せてください。


何かを狂おしいほどに愛する貴方が私は狂おしいほどに大好きだ!



2016年も重めの愛で運行してまいります。
どうぞよしなに。


ツチカワ

濃縮還元『orange』

レディースデー適用対象であるところの私、本日、日付が変わって昨日、かねてよりコブクロが主題歌をつとめる映画『orange』を鑑賞してきました。やっと!

水曜日の真昼間なのになんでこんなに女子中学生で溢れかえってるの!?!?と思ったら祝日だったんですね。
妹くらいの女の子たちがたくさんいました。
混みすぎ連番失敗ガールズ達と席を変わってあげたら小声で「優しいね」って話されました。もっと大きい声で褒めてね。


筋金入りのコブクロファンの独断と偏見で感想を綴ってまいりますので、劇評ではありません。悪しからず。
また、あらすじをわざわざ書くようなことはありませんが大いにネタバレになっていると思います。未見の方で知りたくない方は自己責任でお願い致します。


( ´ ▽ ` )ノ




私、原作は未読で臨んだのですが、あれ菜穂にくる手紙はどのような手段だったのでしょうか?
ポストであるとか、机に入っていたとか、最初のシーンで菜穂がカバンから出したから、カバンに入っていたのか…
未来の菜穂と須和が土に埋めているけれど、そこからどこへ飛んだ(?)のか…

それと、最終的に翔が死ぬはずだった日には死なずに済んだわけですが、未来の菜穂達は5人でしたよね。
これは「その日には死なずに済んだけれどまた別の“翔が死んでしまう”未来」が訪れてしまうのか、それとも「パラレルワールド」のくだりがマーカーになっていて、もうこの『orange』の世界観は「パラレルワールド」であり、高校生の菜穂達と未来の菜穂達とは世界を全く異にしているのか…

前者だったらあまりに絶望的すぎる…
ラストのorangeの夕焼けが示す先はパラレルワールドを越えた明るい未来であって欲しいと思います。
(ちょっと黒澤明の『羅生門』を思い出した)


タイムスリップものって思いつくもので『仁』
『Back to the future』とか色々あるけれど(後者は見たことがありません…)、根幹は「過去に行って未来を変えたい」ってところですよね。

これはorangeの中の翔であり、また菜穂であるわけです。
10年後の未来の菜穂と高校生の翔がまるで鏡写しのように感じました。



原作未読で臨みましたが、疑問としては上記のものくらいで、あとは全くすんなり物語として入ってきました。

未読とは言ってもコブクロいわく「原作すりおろし」の主題歌はもう幾度となく聴いているので、そこかしこ要所要所で 未来 が顔を出すわけです。

やっぱりコブクロのファンとしては、1カット目で早くもウルッときました。黒田さんがジャケットまわりをやってくれて…って話がありましたが、コブクロの10年と『orange』とがリンクしている…すりおろしどころか濃縮還元丸搾りですよね。濃い。

四季の木の枝が折り重なるような画面。
原作漫画にもあったのかしら、と思わせるような。ここが小渕さんのインスピレーションに触れたのかしら、と思ってしまうような。
冒頭3分足らずでギュギュッと丸搾りされてしまいました。


中でも1番印象に残った場面があって、体育祭だったかな。マットを運ぶシーン。
6人で持って、翔が初めて6人に心を見せて、マットから手を離すシーン。
手を離した瞬間の翔の手がアップで映されたカットが、2時間半の、幾つものカットの中で、1番胸に強く残りました。

「抱えていた大きな荷物も大切に運ぶから」

歌詞と、心と、物理的な荷物がすべてリンクした瞬間でした。



こう思うと、ストーリーを観て歌を聴いて…というよりも、先に歌を聴いて歌詞がストーリーに自然とリンクしてしまうような、不思議な経験をしました。新しい感動がありました。




菜穂の後悔も、翔の後悔も、「気持ちを伝えられなかったこと」「相手を見てあげられななったこと」だったのかな。

後悔しない、なんて絶対に無理だと思うけれど、「ありがとう」「ごめんね」「大好きだよ」と思ったときに言えるように心がけていたい。

とくに、「大好きだよ」の言葉は思っている以上の支えになるんじゃないかな、なんてラストのシーンを見て思ったり。



机の中の日記は、きっと未来の菜穂への手紙だったのかもしれない。




隣の女子中学生、「ラブシーン少なかったね」なんて言っていました。年齢が違うと感じることもきっと違うんだろうな。
今の私がこの映画から感じたのは「誰かの“好き”は誰かの生きるエネルギーになりうる」ということでした。


映画館にたくさん溢れていた10代も前半の彼女達が、大きくなって何かの拍子にこの 未来 を聴いて、なにか思うことがあったらいいな。

と、最後にコブクロファンらしい偏ったことを書いて、締めの挨拶と代えさせて頂きます。


今日は長い。



ツチカワ

4ヶ月ぶりに『奇跡』

「生命力がすごかった。」

4年ぶりに参加したコブクロのライブの一公演目、横浜アリーナ2日目のアンケートにこう書きました。
毎回毎回、文を推敲する暇がないライブのアンケートは一言しか書けずに出すハメになって、今年も例に漏れず一言。


活動再開後、初のライブ参加になった奇跡ツアー。
それまでのツアーもDVDは買っていたけど、改めて参加したらやっぱりビリビリ空気を伝わってくる音も、照明に浮かぶ塵も、紛れもなくそこにしかないもの。
実際に足を運んで彼らの言葉を声を、彼らの人生の数時間と私の人生数時間をリアルタイムで消化できた幸せを改めて感じております。


生まれてきたことが今生最高の奇跡。

父親がいて、母親がいて、両親にもまた両親がいて、数え切れないほどの愛のリレーをして、「私」が完成したのは奇跡以外の何物でもなくて。

「こんなに家族の話をするツアーはあとにも先にも無いでしょう。」
って穏やかに笑った小渕さんを、小渕さんにしてくれたのは他でもない大切な家族の存在だと思います。

hana と 星が綺麗な夜でした から感じた溢れるほどの優しさは、きっとこれまで自分が貰ってきた無数の愛を、自分もあげる番になったからかな。

与える愛に気づいて欲しいなんて思うのは傲慢かもしれないけれど、与えられた愛に一つでも気づけたなら今度は自分が誰かに限りない愛を与えることができるような。
そんなことを教えてくれたような気がします。

生まれてきた。
生きている。

赤と青の照明が、まるで動脈と静脈のように会場と曲を駆け巡って、奇跡が生きていました。

コブクロと同じ時間を生きられて幸せです。


“LIVE” って言うくらいですから生モノです。
生で観るに越したことはありませんが…

改めてDVDになってパッケージになるとまた違うものですね。

自分の席から、自分の眼球の動きで捉えたライブとは違ってカメラが入ります。
当然、角度も切り替えも編集も発生します。

見もしなかった角度から見たり、それによって新しいことに気づいたり。
自分の目で見て好きなところがばっちりカメラから外れていたりもするけど。

そういう意味で、ライブに行った公演がDVDになったものを観る、というのはある種、原作ものの映画を観ているのと同じ感覚になりますね。

カメラワークに泣かされたりすると「プロめ………」と悔しくなったりなんかして。

印象的だったのは 今、咲き誇る花たちよ で上からのアングルかなぁ…。
私の席からは舞台を上から見れるところはなかったので、初めて上から覗くように見るとまるでジャケットの花のようでした。
センターステージだから、より咲き誇っていたね。

あと、 風になりたい の太鼓越しのカメラは本当にいい仕事してました。太鼓と一緒に揺れる画面と小渕さんのお腹がたいへん可愛らしかったのであそこにカメラ付けてくれた人にはぜひ何らかの富を得てほしいと思います。
この文ではまるで小渕さんのお腹が揺れているようだね。お腹は揺れてませんがとってもフェアリーなお腹です。



DVDということで特典も充実の初回限定盤。

私が行った日ではないけど、 風になりたい と 星のラブレター のコラボ!
もうコブクロだって中堅とか先輩とか言われてもいい年齢だしキャリアだけれど、それでも自分が憧れたヒーローを前にすると少年のようになっちゃうんだなぁ。

コブクロに憧れて同じ道を選ぶ人、コブクロを尊敬して生きている人、たくさんいるはず。
「好き」「憧れ」が連鎖する歌手、なんて素敵なんだろう。

黒田さんの腰ふりふりと小渕さんの小さい太鼓持ちながらの小渕ダンス、可愛かったな~~~~~。


〇〇〇


私が行った
何の気なしにポヘェーっと参加した横浜公演から早7ヶ月。

命、血潮、エネルギーを全部詰め込んだようなこのツアーに参加できたこと、
「奇跡」をゼラチンで固めてディスクにしたようなこの映像作品を手にしていることに感謝して、
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あと5296万回は再生したいと思います。



ツチカワ




『未来』

コブクロ新曲『未来』発売日!

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地元のCDショップでコブクロ欠品なんてありえないだろwwwwとタカをくくっていたところラスト1をギリギリのところでわしづかみました。危うく命を落とすところでした。


とはいえ、今月の怒涛のプロモーション、iTunesでフライングダウンロード、遡れば10月頭頃のラジオで初披露したときから数えればもう、数え切れないほど聴きました。普通にカウント放棄。便利な時代です。



初めて聴いた時の印象は「露骨に切ない!」でした。
ピアノとストリングスアレンジが本当に、露骨に、儚くて切ない。その中に流れるように、邪魔することなくそれでいて温かく包むようなエレキギターの音を感じました。
露骨に切ない曲って私の中では他に モノクローム くらいしか思いつきませんね。ほか、何かある人教えてください。


歌詞でいえば私事ですが、いろいろ迷っていた時期が重なりまして、無駄に感情移入して一晩泣いたせいで翌日のゼミは欠席を余儀なくされました。

私が聴くアーティストの中でコブクロはかなり明瞭に発音するアーティストですが、彼らも熱唱系デュオです。たまに聞き取れない歌詞があるのは珍しいことではなく。

オフィシャルに歌詞が出されるまで2番サビを
「このまま好きでいれるのなら 想いは届けぬままで糸 結ばれぬまま ほどけもしない 心深くに みお〇〇〇(?)」だと思っていました。〇〇〇の部分は聞き慣れない単語の羅列だったので何なのかわかりませんでした。

ファミさんによっては「届けぬままで糸」と書いている方と「届けぬままでいいと」書いている方がいました。「届けぬままでいいと」が公式の歌詞だとわかりましたが、もしかして「結ばれぬ」「ほどけぬ」と縁語にしてこっそりかけていたりしないかな…なんて妄想しました。作者からそんな話は出ていないので私のまるっきり妄想です。

「枝」が「垂れる(しだれる)」「折れる」「切り落とす」ように。



さて。「心深くに みお〇〇〇」。正解は「身を知る雨」でした。
聞き覚えもないはずです。古語辞典から探し出したそうです。とは言っても、「身を知る雨」で一つの単語ではないでしょうから、そこまで用例もないはずです。伊勢物語だったかな。私の嫌いな文学のジャンルですが、だいたい千年前くらいに見られた用例ですね。

これで思い出したのが、『STAY』の歌詞に出てくる「一つづつ取り戻しながら」の表記。戦後にかな表記が統一されてからは、もともと「つ」の音を濁音にする場合、連濁する場合以外では原則として「づ」を使わないことになっています。

ドラマの時代背景に合わせてわざとこの表記を選んだそうです。


タイアップの映画のテーマは10年、ジャケットも10年前にリリースされた『桜』をフィーチャーしているけれど、その枠を超えて悠久の歴史をここから先も刻んでいくぞ。
そんな想いを感じました。


私も、そんな悠久に伸び続けるコブクロの枝がずっと残り続けるように、守りたいなぁ。



そばにいたいから。



オタクの愛は重いくらいが丁度いい。



ツチカワ

始めた

愛するコブクロの大きいほうこと黒田俊介さんがInstagramを始めたので

つちかわもブログを始めました。


ホームグラウンドはTwitterなので140字の専門ですが、1000~2000字程度の中~長文を書けるようになるための訓練がてら、気持ち悪い日記を書いていこうと思います。


と、ここまでで137字です。Twitterは怖いですね。


だいたい言い終わったので興味なければもうここでお別れしましょう。これからよろしくお願いします。


私はコブクロが好きです。演劇も好きです。最近は歌舞伎にも手を出しました。面白いことはたいてい好きです。

大学時代は日本語学をやっていました。趣味は品詞分解です。一応文学部だったので人並みには本も読みます。断っておきますが人並みにしか読みません。面白い本があれば教えてください。

ちなみに「よろづの言の葉」というのは、私が大好きな『古今和歌集』の中の序文「仮名序」から。
ネカマなんて言わないでください。紀貫之はちょっと女子力が高いだけです。


文学部ならさぞ文章力があるだろう、と思うかもしれませんがこちら読んで頂いてわかる通りほぼZEROです。ごめんね。だからこうして練習をしています。

三年計画でもって成し遂げたい野望があります。そのための訓練です。頑張るのでお付き合いください。



実は高校時代にも大好きなコブクロや舞台のことを綴ったブログをやっていまして、先日見つけてみたのですが、まあ面白いくらいコブクロの記事に鍵がかかっていました。もう5年近くも前ですからログインもできません。何を書いていたんだろう。どんなふうに書いていたんだろう。
ほかの記事は割とまぁありがちにキャピキャピしていたので、コブクロの記事もおそらくそんな感じなのだろう、とは思いますが、17歳の私の言葉で語られる「コブクロ」を見てみたかったかも。惜しい。


ここでようやく700字ほどまで来ました。これだけ改行しているのに1000字はなかなかに遠い道のりですね。


最初の記事だからあまりガッツリ書かなくてもいいかな。次から本気出す。

あまりハードル上げないでおこう。



文章力がある自負がある方はアドバイスください。



おやすみなさい。




ツチカワ